フォーレ「レクイエム」本番
昨日、無事、コーラスの会を終えました。
その初めてのステージで「3大レクイエム」の一つであるフォーレを歌えるなんて凄いです。先生に感謝です。
そして、ホールではなく、教会での演奏会。250人ほどが入る地元密着型の教会です。更に、オランダ製のオルガンがあり、団員の一人がオルガニストなのでピアノからオルガン伴奏に変更。ますます理想の宗教曲へと近付いたわけです。
後は、自分たちの歌です。
ボイストレーニングでもある先生の指導は、単に「こう歌いなさい」ではなく、「こう歌うためにはこういう風にしなさい」と身体の使い方を細かく教えてくださいます。
夏前に名指しで身体のちょっとした動かし方を指摘されてから、自分でもびっくりするぐらい歌いやすくなりました。
先生の指導にも力が入り、時には厳しく注意されることも。私自身も最後の1週間はお料理しながら歌っていましたし、テレビ見ながら呼吸の練習をしたり、体幹トレーニング(そんな大げさなことではものではないけれど)をしたりと、頑張りました。
さて、朝起きたら見事に晴れていました。それだけでも、この不順な天候続きの中、嬉しかったです。
会場設営はあっという間に終わったため、予定よりも早くリハ開始。
入退場、立ち位置、譜めくりのタイミング、姿勢、視線など、細かいことも再チェック。
リハから開場まで1時間しかなく、その間に食事、着替え、お手伝いに来て下さった方々との打ち合わせとバッタバタ。
お手伝いしてくださった方々、本当にありがとうございました。立ちっぱなしでお疲れになったと思います。スムーズに進行し、団員全員感謝していました。
控室で待機していたら、先生が「満席よ」とひょっこりお顔を出しておっしゃり、一同満面の笑み。
楽しもうね、と言い合って、いざ、会場へ。
数人の生徒さんの顔が見え、勇気100倍。更には知人の顔も見えて嬉しくなりました。
本当に席は満席!感激です。2階席もいっぱいでした(*^^)v
「ラシーヌ賛歌」のステージ。「レクイエム」の時は中央にバリトンの先生が入ります。
「ラシーヌ賛歌」はさすがにちょっと緊張しましたが、丁寧に歌うことを心がけて歌いました。
「レクイエム」は、全神経を指揮棒と音楽に集中できたと思います。
あっという間でした。賞味45分ぐらいでしたが、正直もっと歌っていたかったです。仲間ももう1ラウンド歌いたかったわね、と言ったほど。たくさんの拍手をいただきました。
知人友人から、たっくさんのお褒めの言葉をいただき、本当に幸せな時間でした。
その後の打ち上げの会で、先生からもたっぷり褒めていただきました。バリトンの若き先生からも「一緒に歌えて本当に楽しかったです。2回3回と演奏会が続くと思いますが、また呼んでください」との言葉に団員全員大拍手。
聴きにくれた母からも長男からも、「良かったわよ~~」と。「ずいぶん上達したのねえ。ビックリしたわ」と言ってくれました。立ち方も楽譜の持ち方も口の開け方もきれいだったわ、といつもは辛口コメントの母ですから、まあかなり褒めてくれたことになりますね。良かった良かった。
まだ、昨日の余韻に浸っています。
次回からはフォーレと同じフランス作曲家のカプレのミサ曲を始めます。
フォーレとはまた違う不協和音がいっぱいで、また慣れるまで大変です。好きになれるまで歌わなくっちゃね。
歌と共に・・・
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