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音楽

2017年7月17日 (月)

樫本大進(バイオリン)




昨日、みなとみらいホールへ行ってきました。

バイオリンの梶本大進とピアニストアレッシオ・バックスのリサイタルです。

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聴き応えのありそうなプログラムで、行く前から楽しみにしていました。

いやあ、楽しかったです素直な音色に、素直な音楽で聴きやすかったです。

そして何よりも、ピアニストが素晴らしかったです。

モーツアルトは完全にピアニストに耳も目も行ってしまうほど。

メロディックラインをしっかりと弾いているのに、音色は柔らかく伸びがあり、美しかったです。早いパッセージもコロコロとクリアな音なのに、とってもなめらかなライン。思わず、聴き入ってしまいました。

 

ピアノ(弱く)やピアニッシモ(とても弱く)が美しいお二人の演奏でした。息もぴったりで、安心感がありました。

アンコールはグルックの「メロディ」でした。樫本氏の美しい音色が引き立つ曲でした。

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CD購入

バックス氏のCDも買ってしまいました 凄い人だったので、手に取ったのを買ったのですが、帰宅して聴いたら、なんと1曲目に先日のミニ発表会で弾いた(ブログにも書いた)グリーグの「Nocturne」が入っていて感激

今朝も聴いています。

 

一緒に行った母が疲れたというので、お隣にあるホテルでお茶を。

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ピーチとジンジャーエールの飲み物にクラブハウスサンドイッチ。

帰りは私の運転で高速道路をビュッと。足が弱い母はご機嫌。

 

 

 

 

2014年11月28日 (金)

音楽をやっていて良かった

発表会では、たくさんの方たちに支えられました。

まず、保護者の方たち。当日朝早くから集まっていただき、最後まで手伝っていただきました。

司会は去年と同じ、元生徒さんのお母様。司会をするためには生徒さんを知っていた方が良いからと、レッスンの見学にいらしてくださいました。私が書いたアバウトなシナリオにもかかわらず、素敵にお話してくださいました。

そして元生徒さん、学校がお休みだからと、朝から来てくれて、ステージ上のことを全部やってくれました。

看板は生徒さんのお母様の手作りです。

レセプションでは、ほとんど動きっぱなしに準備をしてくださった方もいます。

 

本当にありがとうございました。

 

発表会の詳細を書く前に、

先日、ものすごい感動的な時間を過ごしたので、そちらを先に書きたいと思います。

 

発表会の次の日、コーラスの指導をしてくださっている先生が、地元の老人ホームで歌うので、伴奏を頼まれました。30分程度ですので、準備したのは8曲。

秋の日本の曲をメインに選曲。1曲だけグノー作曲の「Ave Maria」が入っていました。

2回のリハーサルでは、先生の声量に圧倒。コーラスを指導してくださる時もすごいのですが、1対1は初めてだったので、「さすが!!」の一言。そして、日本語の美しさにうっとり。

 

さて、老人ホームは、真っ黄色に色づいた銀杏の大木をいくつか通った奥にありました。

予定時間よりも早めに行き、先生は素敵なドレスにお着替え

さて、会場に出て行くと、たくさんの年配の方々が来られていました。車いすの方もいました。

先生のお話から始まって歌へ。唱歌は、皆さん知っている歌なのでしょうね、一緒に歌う方が多かったです

ところが3曲目に入った時、途中、先生の声が途切れたんです。そっと先生を見ると、なんと!!泣いているではないですか

え~~っと思い、何の気なしに反対側を見たら、車いすの方が泣いているんです。

ひえ~~ここで私が泣いたら、涙で楽譜も見えなくなっちゃうし、鍵盤も歪んじゃうし、大変!!とその曲が終わるまで、目は楽譜オンリーの状態 幸い、みなさんには背を向けていたので良かったぁ・・・。

 

先生は貰い泣きしたんですね。前に座っていた方がハンカチを目に当てるのを見たら貰い泣きしてしまったとか・・・。

 

その後は、先生も冷静に歌われました。

最期の曲は、もともと皆と一緒に歌うことになっていたので、先生の持ち前の明るさで、歌い方ワンポイントレッスンみたいな感じでアドバイス。そうしたら、皆さん、実に大きな声で歌ってくださいました。

 

控室で、先生が「ホールでのリサイタルで泣いている人を見ることはあるけれど、こちらまで泣くことは無かった。今日は、早い段階で、それも間近でハンカチで目を押さえているのを見てしまったら、ついつい貰い泣きしてしまった」と話していました。

 

これが本物の音楽の力なのでしょうね。

先生の響き渡る声、そして昔から歌い継がれている名曲。

それに涙している年配の方々。

そして、そこに居合わせた自分。

 

感動の時間でした。今でも思い出すとジワ~~ときます。

 

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2014年11月 3日 (月)

Yundi Li@みなとみらいホール

11月1日(土)みなとみらいホールへユンディ・リのピアノリサイタルを聴きに行ってきました。

数年ぶりになります。パンフレットを見ると、ちょっと逞しさがプラスされたかな、相変わらずイケメンです。Img_1185

 

曲目は、第1部が

ベートーベンのソナタ「月光」

ベートーベンのソナタ「熱情」

第2部が

ショパンのノクターン(夜想曲)第1番と第2番

シューマンの「幻想曲」

 

ショパンコンクールで最年少優勝をした彼は、やはりショパンの演奏には定評がある。実際数年前に聴いたとき、音色の透明感、旋律の美しさに引き込まれたものです。

ですから、彼のベートーベンを楽しみにしていました。

特に「熱情」は大学の時に演奏した思い入れのある曲。求めている演奏を探すために、あるったけのレコードを聴いたけれど、結局見つからず、Mr.Turini(大学時代の先生)に「あなたの演奏が一番。あなたの演奏を目指す」と言っていました。

 

さて、「月光」・・・結論からいうと、あまり好きではなかったです。

ほぼ全小節の1拍目の和音を、左右を微妙にずらして弾くのです。ロマン派の曲でよくする奏法です。ロマン派の曲でさえも、私の先生はちゃんとした理由が無いと使わせなかった奏法でしたので、私自身はショパンの曲でも数か所しか使いません。

全小節、微妙にずらされると、ちょっと鼻に付く感じで飽きてしまいました。それに1曲目だったからか、彼らしい澄んだ音色が出ていなかったのも残念でした。

第3楽章はテンポが良かったのですが、ちょっと乗り切れない感じで終わってしまいました。

 

「熱情」も、ちょっと残念というか・・・私が求めている「熱情」では無かったです。

やはりロマン派過ぎる感じが。なのに、もっと重々しさや熱情があっても良かったと思うのです。

ただ、へえ~~、ここでこの音を強調しますか、という発見もあったのは面白かったです。

 

両曲で気になったことが一つ。それはペダルです。

ペダルをpoundingするです。「pounding」なんて翻訳すれば良いのかしら?バッタンバッタンと強く踏むんです。強く踏めばドンドンという足踏みの音が聞こえますし、雑音も響きます。ペダルはリズムをとるために踏むわけではありません。盛り上げるために踏むわけもありません。あの使い方は残念としか言いようがありませんでした。

それから、ちょっとミスタッチが目だちました。さすがにプロですから、上手にカバーしていましたが、ちょっぴり残念でしたね。

ショパンのように、弾きこなす日が来ることを楽しみにしていましょう。

 

第2部のショパンはさすがでした。

透明感のある美しい音色、華やかなパッセージ、ピアノ(弱音)の美しさは、さすがです引き込まれるショパンでした。

シューマンも鮮やかでしたよ。ただ、終わりが静か~なので、少々拍手の間が取りにくく、ちょっと中途半端な感じになってしまいました。

それを感じたのか・・・お辞儀を丁寧にするだけで3回もひっこんでしまい、あれ~~もしかしてアンコール無いの?という雰囲気さえ漂いました。

しかし、ようやく4回目にして、アンコールを。おっ弾いてくれるのね。

まず、「彩雲追月」中国の曲を鮮やかに演奏。素敵な曲です。

ベートーベンのソナタ「悲愴」から第2楽章

更に、「遥か遠く、そのまた彼方」これまた中国の曲です。

そして、極めつけが、リストの「タランテラ」アハハ・・・凄かったです。圧巻でした。

スタンディング・オーベーションもあり、盛り上がりました。

 

やっぱりアンコールって好き。その人の本当の姿が見えるようで

また横浜に来てくださいね。楽しみにしています。

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2014年9月 7日 (日)

堤剛氏@川崎ミューザ

昨日まであんなに蒸し暑かったのに、昨日の夕方から降り出した雨のおかげで、

今日は肌寒いほど。10月上旬の気温だとか。

 

今日の予定がぽっかり空いたので、昨日、ダメもとでチケット売り場にお電話をしたら、

チケットが取れた。

川崎ミューザで、堤剛先生のリサイタルだ。

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日本に帰って以来、2度ほど聴きに行ったのだが、この数年日にちが合わなかったりで、行っていなかった。

 

堤先生とは、高校最後の年に、友人と何気なく行ったWestern Ontario大学のオープンスクールで、先生の方からお声をかけてくださった。

そして、私の恩師Ronald Turiniを紹介してくださったのだ。

 

あの時、先生にお声をかけていただかなかったら、Mr.Turiniに会うことは無かったかもしれない。

そうしたら、これだけの音楽への情熱も知らなかったかもしれない。

JISAという音楽夏期講習へ参加することも無かったかもしれない。

いろいろな先生に付いて転々としていたかもしれない。

 

今では、サントリーホールの館長であり、世界のチェリストですが、私にとっては、本当に身近な懐かしい存在の方です。

 

演奏会は、先生のトークから始まりました。

昔と変わらない、優しい雰囲気のトークでした。

音色も柔らかく、先生のお人柄そのもの。癒されます。

 

演奏の後はサイン会がありました。持って行った花束と共に、

購入したCDにサインしていただきました。

その際「U. of Western OntarioでMr.Turiniに付いていた○○です」と名乗ったら、「おお、お久しぶりですね」と顔をあげてくださいました。

6月にUWOで演奏会をしたこと。今、音楽部の建物を建て替えていること。

など、お話してくださいました。

「ぜひ、行ってみてください。変わりますよ。」とのこと。やはり、一度トロントへ行かなくては。(大学はトロントから200㎞ほど離れたところにあるロンドンという町にある)

 

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これは、バッハの無伴奏組曲

 

 

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このCDは、私の先生Ronald Turini氏と堤先生とが1980年に日本で演奏会をしたときのもの。

すでに持っているのだが、今日これが販売されているのを見て、嬉しくて思わず買ってしまった。

でも、堤先生にサインしていただいて、心はバラ色。

 

 

いつまでもお元気で、ご活躍していただきたいと思います。                     



2014年7月17日 (木)

リヨン管弦楽団と五嶋龍君

昨夜は横浜のみなとみらいホールでのコンサートに母と行ってきました。

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横浜とフランスのリヨン市とは姉妹都市で、今年提携55周年になるそうです。

その記念演奏会として、レナード・スラットキン率いるフランス国立リヨン管弦楽団が来日。そして、五嶋龍の共演もあるということで行ってきました。

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曲目はⅠラヴェルの「Ma mere l'oye」Suite  

     Ⅱラロ スペイン交響曲op.21 

          Ⅲサン=サーンス 交響曲3番 C minor op.78 (オルガン付き)

 

「スペイン交響曲」は「交響曲」という名前ですが、バイオリンとオーケストラのための曲で、今回のソリストは五嶋龍君。

テレビでは良く見かけますが、生の彼は久しぶり。

最初から実に楽しんでいるのが伝わってきました。軽やかで、スペイン特有のリズムをとてもリズミカルに表現し、ダイナミックに生き生きと演奏していました。

「若さ」だけではないものを、すでに彼は持っています。よく演奏家が持つ暗さや厳しさや苦悩は、一切彼にはありません。底抜けに明るいのですが、しかし芯があり、彼の世界観を感じさせます。これは、きっと合気道で養ったものなのかもしれません。

数年前とは、ぐ~~んと、成長した彼が見られました。

演奏会、終了後、サイン会でプログラムにサインしてもらいました。

ジーンズに白のポロシャツ姿。胸板厚く、肩幅もがっちり。良い身体してました。

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第2部のサン・サーンスの「オルガンシンフォニー」は、トロントの高校時代に初めてオーケストラのピアニストとして加わった曲です。

第2楽章にほんの少しなのですが、ピアノが入るんです。そして、連弾でもあります。とっても贅沢な曲なんです。高校生の時は第2楽章だけだったので、そんなに待ち時間は長くなかったのですが、昨日は第1楽章からステージ上で待機しているのですから大変ですね。

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高校(Oakwood Collegiate Institute)の演奏会の様子。これは後ろにコーラスが入ってますね。ヘンデルだったと思います。私はコーラスのどこかに居るはずです(^_^;)

この次がサン・サーンスで、バックステージを走り抜けて、ステージ右はじのピアノまで移動したのを覚えています。右の写真は、サン・サーンスでの友人との共演。

正面の網網の中にパイプオルガンのパイプが収められています。

 

オーケストラと一緒に舞台に上がるなんて、ピアニストとしてはめったに出来ることではないので、今思えば本当にありがたい経験でした。KodalyやMussorgsky,Shafer(カナダの作曲家)とかもやりました。

高校最後の年は、ベートーベンのピアノ協奏曲も演奏しました。

 

3年しか居なかったのですが、ものすごい3年間でしたね。

音楽7割みたいな学校生活でしたから(^。^)

http://mikipiano53.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-89d5.html

以前書いた記事です。

 

思い出話になってしまいましたが、第2部は想い出と共に聴きました。

リヨン管弦楽団の演奏は、テンポが実に良く、金管楽器・木管楽器の音色が鮮やかでとても良かったです。弦楽器の細かい音も綺麗に確実に聴こえてきました。

そして、なんといってもパイプオルガンは素晴らしい。重厚な音が会場いっぱいに広がり、CDとは違っていました。素晴らしかったです。

 

アンコールでは、「天国と地獄」のカンカン。

指揮者が観客に向かって、拍手~~と促しているから、ノリノリムード。途中指揮を辞めて座り込んでみたり、コンマスの楽譜を覗きこんで「ああ!!ハイハイまた拍手~~」と催促したり。そういえば、スラットキンさんはロスアンジェルス出身なんですね。

このノリはLA仕込?

 

とにかく楽しめました。

心に残りました。

             




             

2014年3月10日 (月)

I'm back.

ようやく元の生活が戻りつつありますので、またPC復活と相成りました。

自分のブログに来るのも久しぶりで、なんだか気恥ずかしい感じですね。でも、嬉しいです(^。^)

 

皆様はお元気でしたか?

インフルエンザ、風邪は大丈夫でしたか?

2週続けての大雪にはさすがに閉口しましたが、皆様のところはどうだったでしょうか?

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3月も3分の1過ぎてしまいましたが、寒いですねえ。

いささか疲れてきました(・.・;)早く春が来て欲しいです。

 

さて、土曜日に行ってきたコンサートについて。

毎年、楽しみにしている「アイメイト・チャリティ・コンサート」が今年も横浜のみなとみらいホールで開催されました。

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今年は、尺八の藤原道山さんとマリンバのSINSUKEさんとの共演でした。

http://www.dozan-sinske.com/

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藤原道山さんは、去年も「古武道」でこのチャリティコンサートに出演し、演奏はもちろんのこと、人柄にも魅力を感じていたので、この演奏会をとても楽しみにしていました。

マリンバという楽器も、なかなか聴くチャンスが無いのですが、いやはや、目も耳も楽しめました。音色が多彩で、演奏の仕方も踊っているように軽やかなステップと共に右へ左へと自由自在。見惚れてしまいました。

 

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  ステージ上の右側にあるのがマリンバ。

 ちょっとこじんまりとしていますが、尺八もマリンバも柔らかい響きが会場いっぱいに広がっていました。

 

 

 

観客席の前列には盲導犬達がご主人様たちと一緒にずら~~り。

物音ひとつせず、じっとしていました。お仕事とは言え、偉いなあと感心してしまいます。             

 

今年も素晴らしいコンサートをありがとうございました。

 

 

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 3月に入って咲いたアマリリス

1本の茎で4つの花を支えてる。凄いなあ・・・

 

 

 

 

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         大輪です

 

 

 

 

 

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綺麗だなあ・・・                           

 

2013年12月 5日 (木)

母の長唄の会

先週は、発表会が終わって少々だらけ気味・・・

というか家のことに追われてました・・・←ちょっと言訳

1週間レッスンもお休みだったので、今日は何曜日だったっけ?状態

はい、今週から気合を入れてレッスン再開してますよ~

 

12月1日(日)、母の長唄の会があり、付き添い兼運転手兼お手伝いで行ってきました。

川崎文化祭の一環としてで、「第25回 川崎長唄連盟演奏会」を川崎能楽堂で行ったものです。

川崎市でご活躍の杵屋勝芳歌師が率いる会です。

 

母は、小さい頃から長唄を学び、名前も頂いています。結婚するまでは教えてもいたそうですが、結婚してからは海外生活も長く、思うようには続けられませんでした。

LAで、少々、長唄に携わっていましたが、日本に帰ってからは、先代お家元に師事し、毎日楽しそうでした

途中、大病もあり、中断してましたが、また、現在の先生との縁で長唄復活となり、そしてこの舞台と成りました。

今まではお三味線で出ることが多かったのですが、今回は唄で出ました。

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これは、「柳橋」

長唄界ではトップ中のトップである杵屋勝国師による作曲で、吉原情緒を唄ったものです。

左から二人目が母。

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             着物着るのも久しぶりで、帯は私が手伝ったのですが、YTにお世話になりました

 

 

 

 

 

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「多摩川」

江戸の四季を唄ったものです。

お囃子が入ると良いですね。

歌う方もお囃子が入ると、気分が盛り上がって良かったそうです。 

 

久しぶりの舞台で、緊張していたみたいでしたが、結構声も出ていて、まずまずだったのではないでしょうか?

頑張りました                                         

2013年8月17日 (土)

海ーー鎮魂

夜になってもムシムシと暑いですね。

明けがたはこの数日涼しい風が家の中まで吹いてきますが、太陽がちょっとでも高くなってくると急に暑さがまとわりついてきます。

毎年湿気が多い日は、右腕の肘の内側にあせもができます

この歳でなんであせも!!と思うのですが出来てしまうのだから仕方がありません。

マメに洗って、シッカロールをパタパタそうなんです、赤ちゃんに使うシッカロールが一番効くんです。幼稚園の生徒さんに、「先生、赤ちゃんみたいな匂いがする」と言われたことがありました。そうなのよねえ・・・でも、痒さよりも赤ちゃんの香りで

 

さて、今日も「真白き富士の根」を唄ってきました。

      (以前のブログからhttp://mikipiano53.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-0c08.html

逗子の文化プラザ内のなぎさホール(6月8日にコーラスの演奏会をしたところです)で「しのぶ103年記念 真白き富士の根」チャリティコンサートを企画され、私の所属している合唱団にトリで「真白き富士の根」を合唱してくださいとのご依頼を受けたのです。

この演奏会の収入は東北の方に寄付されます。

 

ちなみに、今夜は、逗子海岸では灯篭流しが行われたようです。

 

司会はテレビ朝日でアナウンサーをされていた佐々木正洋さん

出演者は、ジャズの佐々木秀美さん、石井はるかさん、ロス・インディオス、桑江知子さん。

みんな、トークを挟みながら楽しく歌ったり演奏されていました。

 

シャンソンの佐々木秀美さん、なかなかの低い声量のある歌声でした。と思ったら、トークで、

「私、‘‘彼女(かのじょ)”ではないの、‘‘彼女(かれじょ)”なの」なんて言う言葉から始まりまして、え~~~お・と・こ???とビックリしながら聞いていました。

でも、良い声でしたよ。

「愛の賛歌」が素敵でした。良い曲ですよね。

この曲は、フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの歌でした。作詞エディット・ピアフ、作曲マルグリット・モノー。シャンソンを代表する曲のひとつですね。

歌詞はピアフの恋の相手であり飛行機事故で亡くなった元ボクサーのマルセル・セルダンに捧げたとありますが、どうもこれが出来上がった時、まだ彼は生きていたようです。

妻子がいた彼との恋愛にピリオドを打つために書いたものだとも言われています。

 

今夜は、フランス語でそして日本語です。

猛烈な愛の言葉のオンパレード。

こんなにストレートに表現できるシャンソンってちょっと良いな、なんて思いながら聴きました。

 

プログラム最後に私たちの「真白き富士の根」を聴いていただきました。

103年前、逗子の海に12人の若い命が沈みました。

68年前に終わった戦争では尊い命が海の上で消えました。

2年半前の津波でたくさんの人たちが帰らぬ人となりました。

そして、楽しいはずの海が、一瞬牙を向いて襲いかかってきます。

 

私たちの歌が海まで届きますように。鎮魂歌のつもりで唄ってきました。

 

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8月12日の夕陽

くっきりとした輪郭、オレンジ色で直視出来ました。

 

 

 

2013年3月20日 (水)

Alte Liebeーー 演奏とお食事

先日、卒業式も無事に終えたので、横浜のAlte Liebeに行ってきました。

日本大通りにあるミュージックレストラン

前々から気になっていて一度行ってみたかったお店です。

お電話をしてみると、ルーマニアからピアノ・バイオリン・チェロの三重奏者が来ているとのこと。

久しぶりに家族全員ドレスアップしてお出かけ。

 

寄木細工の床。太い柱がずっしりとした雰囲気を出しています。

ピアノも寄木細工のような模様が施されお洒落なレストランに溶け込んでいました。Dsc_06651


お食事はコース料理。各自アプタイザー・メイン・デザートを選んで待つばかり

 

演奏は6時から始まって、休憩を挟んで8時45分頃まで

1部はクラシックがメインでした。知っている曲が多かったので、息子たちも大いに楽しんでいました。2部・3部はクラシックやジャズ、映画音楽も演奏していました。

 

2部ではバイオリニストが席まで来てくれて弾いてくれました。そのあと、リクエストを聞いてくれたので、ルーマニアの民謡音楽をお願いしました。「ひばり」という曲だそうで、非常に速い、バイオリンのあらゆるテクニック満載の曲でした。

チェリストが風邪をひいたらしくマスクしながらの演奏お大事にと思いつつもちょっと可笑しかったです。

ピアニストは残念ながら柱の影だったのであまり良く見えなかったのですが、バイオリニストと息がピッタリ。さすがですね

 

では、お食事紹介

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お父さんはビール

他は皆ジュースやジンジャーエール

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前菜と蛤のスープの後には小鯛のオーブン蒸し

 

 

 

 

 

 

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メイン: 上はハンガリーの国宝、マンガリッツア豚

    下は黒毛和牛頬肉のグーラッシュ

 

 

 

 

 

 

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デザート

 

 

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最後まで楽しかったです。

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2013年3月10日 (日)

アイメイトチャリティコンサート 古武道

昨日、第12回アイメイトチャリティコンサートのため、横浜のみなとみらいホールへ行ってきました。

アイメイトとは盲導犬のこと。

盲導犬を理解してもらう、そして、アイメイト使用者と一緒に素敵な音楽を聴こう、というのがこのコンサートの目的。

知人がそのアイメイトに深く関わっていて、毎年、ご案内をいただいています。

過去には辻井伸行さんや、天満敦子さん、去年は加藤登紀子さんと、そうそうたるミュージッシャンが演奏しています。

 

今年は「古武道」。本当は一昨年の予定だったのですが、あの大震災のため中止となり、ようやく実現しました。

ホールに入ると、たくさんのアイメイトを連れた方々が。アイメイトたちは可愛い洋服を着てハーネスを付けています。

洋服を着せているのは、毛が落ちないように。そして、清潔にしていますよ、というアピールからだそうです。

やはり、今でも理解を得られなかったり、心無い一言を言われることがあるそうです。犬が嫌いな方もいらっしゃいますものね。

なので、電車やバスを利用するとき、公共の場に行く時は、洋服を着せるのだそうです。

 

さて、演奏の方は、第1部は、カッチーニの「アヴェ・マリア」に始まり、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番から第2楽章やドビッシーの「月の光」など、クラシック中心でした。

ラフマニノフにはびっくり。あの大曲をピアノ・チェロ・尺八で演奏してしまうんですもの。尺八とチェロは音域が似ています。でも、音色の違いを匠に使って演奏分けされているんです。びっくりしました。面白かったです。

 

第2部は、それぞれの楽器の紹介と皆さんの自作品を演奏。

チェロの川展生さんはクラシック、ピアノの妹尾さんはポップス、尺八の藤原山さんはもちろん純邦楽。

皆ジャンルが違うけれど、それぞれの持ち味を生かした作品で大変楽しめました。

 

ただ残念だったのは、余韻を充分楽しみたい曲なのに、最後の音を弾いた途端に拍手をする人がいたこと。空間に漂う残音に浸りたいのに、とちょっと残念でした。

 

帰りは桜木町まで歩いてきました。土曜日でポカポカ陽気のせいか、結構人が出ていました。

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みなとみらいホール

パイプオルガンのパイプの凹みが、かもめになっています。

月1回、オルガン・1ドルコンサートをやっています。最近は行ってないなあ・・・

 

 

より以前の記事一覧