歌舞伎座ーー勘九郎
大変久しぶりの更新となってしまいました。
息子たちのスケジュールが不定期になるので、夏休みはますます忙しくなりますね。
そのうえ、PCの調子が悪く、そんなこんなで更新が延び延びになっていました。
昨日の10日、歌舞伎座に母と行ってきました。
新しくなってから行くのは初めて母は2度目。
八月納涼歌舞伎は3部構成で、私たちが行ったのは11時開演の第一部。
演目は
一、野崎村(のざきむら)
お光 | 福 助 |
久松 | 扇 雀 |
お染 | 七之助 |
久作 | 彌十郎 |
後家お常 | 東 蔵 |
二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子
小姓弥生後に獅子の精 勘九郎(2日~13日まで)
小姓弥生後に獅子の精 七之助(14日~24日まで)
胡蝶の精 虎之介・鶴松
用人関口十太夫 宗之助
家老渋井五左衛門 由次朗
今回は二つ目の勘九郎がお目当てなので、これに付いて書きたいと思います。
最初は弥生という女形で登場します。恥ずかしがりながらも踊り始めます。
勘九郎って背が大きくて、均整が取れているのですね。
さて、踊りはというと・・・一番目を引いたのが、手の美しさ。
気が付くと、手の動き、指の動きを追っているんです。
指が長く美しいだけではなく、ピンと指先まで伸びていて、しなやかでもあります。そして、その指に表現力があるんです。
こんなに指に見せられたのは初めてだと思います。少々ビックリ。
踊りも実にしなやかで、反りも見事でした。
踊っているうちに獅子の精が乗り移るんですね。そしていったん引っ込みます。
そして、後半は獅子の精となって再登場。隈取りも白のたてがみも凛々しく、花道を出てくるのですが、
舞台ちょっと手前で止まり、後ろ向きのまま、花道をものすごい勢いでバックして行く。カッコいいです。でも、本人は怖いんでしょうね。
さて、舞台上での獅子の舞は、大きな身体を生かしたスケールの大きなものでした。舞台いっぱいいっぱい使って、若さが溢れていて、でもその若さが未熟さを感じさせるものではなく、生き生きとした動きになっていました。
正直言ってビックリしました。
お父様があまりにも偉大でしたから、息子は?なんていう思いもありました。
でも、昨日の彼を見て、とても嬉しかったです。
これから大いに応援してあげたいです。
14日からは弟の七之助が演じます。こちらも気になります。チケット取れたら見に行っちゃおうかな、とも思っています。
3階の食堂で
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