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2016年10月22日 (土)

こんな弾き方をひていませんか③

1曲全てがメインディッシュになっていませんか?

ショパン・リスト・ブラームズ・・・。有名な作曲家を上げるだけでも切りがありませんが、全ての作曲家に共通することは、最初のフレーズからメインディッシュのように弾いてしまいがち。そして、最後までメインディッシュのオンパレード。

 

やはり、「メリハリ」がとっても大事ですよね。

アプタイザーに始まり、サラダ、スープ、お魚のメインディッシュ、シャーベット、お肉のメインディッシュ、デザート、という流れを作りたいです。

ですので、冒頭はなるべくシンプルに演奏します。美しいお皿に、シンプルに盛られたアプタイザー。お飾りはいりません。工夫を凝らした盛り付けもしません。

次のサラダは彩りよろしく、赤や黄色を少し添えて。

スープはまたシンプルに。その後のメインディッシュを考えて、シンプルなコンソメでも良いし、ちょっとポタージュにパセリを散ばせてみたり。

さて、お魚のメインディッシュは凝りましょう。綺麗な色のソースが美しい。緑色のお野菜が鮮やか。

そして、お口直しにさっぱりとしたレモンシャーベット。う~~ん、スッキリ。

じゃじゃ~~ん、お肉のメインディッシュは最高。色鮮やかなお野菜が華やかさを演出。気分もマックス。

最後のデザートは余韻を残しつつも大事な締めくくり。

 

とまあ、流れとしてはこんな感じです。

アプタイザー、どうしてもこってりと弾きたくなってしまいます。それを我慢することで、また良い味わいが生まれます。

更に、大曲になればなるほど、メインディッシュの数は増えます。ですので、その間あいだのお口直しをしっかり見極めたいですね。

 

シンプルに弾くことの難しさ。飾りを無くすことで、音や音色バラツキや、ペダルの調整が目立ってしまいます。指のコントロールと集中力がますます必要となりますね。

でも、シンプルに弾けた時の美しさは最高です。

 

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シンプルな気品と美しさ・・・

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