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2016年10月18日 (火)

こんな弾き方していませんか②

今日から関東も25℃を超える暑さに戻るとか。。。

なかなかお天気が定まりませんね。

 

さて、私が大学1年の時、習いたかったTurini師は1年生は取らないということで、先生の一派ともいえるDr.Bratuzに1年付くことになりました。このことについては以前書いていますので、細かいことは省略しますが、この先生に徹底的に身体の動きを封印されました。

微動だにしない弾き方を1年間ビッチリやられ、レッスン後何度泣いたことか。演奏も総崩れ・・・。2年生でMr.Turiniに移った時はホッとしたものです。

しかしこの身体を動かさない演奏方法こそが真の弾き方だって数年後ようやくわかったことでした。

数年は身体を動かさないようにと、相当力んだまま弾いていました。動かしたいのに動けない、そんな感じです。きっと見た目にはロボットが弾いているようだったと思います練習後はひどい肩凝りと背筋の筋肉痛にまでなっていましたから。

それが、数年経った頃、気が付いたんです。身体の力がそのまま指に伝わっているな、と。その頃からでしょうね、腕や肩の力が抜け始めたのは。すると、自然と手首のしなやかさと、腕の動きが柔らかくなり、弾きやすくなりました。

 

恩師の弾き方もそうです。ほとんど身体は動きません。必要な時だけ最小限に動かします。ゆっくりな曲ほど、ピアノ(弱音)の曲ほど、身体は一切動かさず、全神経を指に注ぎます。

 

小さい生徒さんでも同じです。

大きく身体を動かして弾いているお子さんがいますが、間違った身体の動かし方をすれば、その動きは手や指と連動しなくなります。それではエネルギーばかり使ってもったいない弾き方で終わってしまいます。身体の動きを止め、その分いかに肩腕手首指を動かすかを考えながら弾いた方が美しい音色や流れは作れるはずです。

 

いかに美しい姿勢を保ちながら弾くのか、各生徒さんを見ながら、いつも考えています。

無駄な身体の動きはなるべくさせないようにしています。

 

美しい姿勢を保つには・・・「体幹」を鍛えることになりますかしら・・・(^.^)

子供たちには、大いにスポーツをやってもらいたいです。できればいろいろな種目を経験して欲しいですね。

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16日、墨田トリフォニー小ホールに行った帰り道で撮ったもの。

秋らしい真っ青の空に真っ白のスカイツリーが美しかったです。

このまままっすぐ歩いていきたいわねえ、と友人たちと。

 

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piano」カテゴリの記事

コメント

思うのですが、音楽的な才能はもとより、
器用であることも重要な要素?ですよね…
一定のラインを超えると、どこか精神論的な
領域に入る感覚でしょうか。
お子さんたちのことをより応援したくなります。

billさん
おはようございます。
ピアノをやっていると器用になりま~す
本当にそうです。だって、右手左手、別々の動きをしなくていけないんですからね。
正に、脳トレです。

「精神論的」・・・そうですね。
どんなに小さいお子さんでも、
どんなに短い曲でも、
ピアノと向かい合って、落ち着いて座って、
集中して弾かなくてならいですものね。

応援してくださいね~~

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