Mozartレクイエム…本番
9月25日(金曜日)19:00より
東京カテドラル聖マリア大聖堂にて、総勢200人での演奏会。
長い人で1年半。私は今年の1月から、合同練習に参加。
いつもは女性だけで歌っているので、混声で歌うのはとても楽しかった。
25日は1日雨。
それも細かい雨で、舞い上がるので傘をさしていても濡れてしまうような。
そんな中、いらしていただいた友人知人に感謝です。
リハーサルの時よりも、照明を上げたので、真正面の十字架がくっきり。
見えているベンチ椅子の他にパイプ椅子も用意。600人ほどが入る。
普通控室はステージのすぐ近くにあるのですが、ここは教会。控室は離れた建物で、午後のリハーサルの時も、本番の時も傘を差しての移動。差していても濡れてしまうので、楽譜だけは濡れないようにと気を使った。
本番前のリハーサルで、1週間前のリハーサルの時にはあまり感じなかったズレを感じ、少々ショック。オーケストラとコーラスのズレ。そして、男性を挟んだ向こう側にいるソプラノと我々アルトとのズレ。
なぜか、ソプラノの遅れが気になる。いくつかの先生のご指摘を受けてリハは終了したが、控室でもその話題が。私が所属するコーラスにはソプラノが2人しかいないのだが、やはり「遅れ」を凄く気にしていた。
それでも、本番が近付き、上下黒の衣装に着替えると気持ちがグッと引き締まる。
床が石なので、硬さが直に足に伝わる。少しでも和らげればと銀座まで買いに行ってきた。銀座のKanematsuのこの靴、クッション性もあり、いっくら歩いても痛くならない。
さて、傘を差して大聖堂へ。中へ入ると満席。これには感激した。舞台へと向かう途中、友人がそっと手を振ってくれた。フッと笑顔になれて、緊張がほぐれた感じ。
ステージから見ると、人人人・・・
残念ながら友人知人の顔は見つからなかった。
しかし、母からは良~~く私が見えたそうだ。良かった良かった。
指揮者は29歳の若き女性。ショートヘアですらっとした方。
若いけれど、指揮はわかりやすい。若いけれど、なんて言ったら失礼ですね。ご高齢でも全く意味不明の指揮をする人もいますから・・・。
彼女は柔らかいけれど、伸びのある指揮で、シンプル。これからのご活躍を応援しています。
まず、モーツアルトの小品「Ave Verum Corpus」を歌い、それから、ソリストたちが入場し、「レクイエム」へ。
人がたくさんいるにも関わらず、残響はたっぷり。長男曰く、思わず天上見上げちゃったよ。キョロキョロした人も数人いたよ、とのこと。
それぞれのパート(ソプラノ・アルト・テノール・バス)が重なりあう所なんて、歌っている方も耳をそば立ててしまうほど。また、フレーズが切れた時の最後の言葉が天井を駆け巡る感じも快感だ。
ただ・・・心配していたところはやはり失敗。残念ながらずれてしまった。
他にもいくつかずれたところはあった。やはり、本番はリハのようにはいかないんだ。
1週間前のリハの70%の出来かなあ・・・。
しかし、お客様には、教会で歌う醍醐味は伝えられたと思う。
ホールのようにロビーもないし、外は雨が降り続いていたので、友人たちとは会うことが出来なかったが、嬉しいメールをいただいた。
着替えて、ホールの片付けが終わったら、向かいにあるホテル椿山荘でレセプションに出席。
シャンパンで(私は空腹だったので念のためジンジャーエールをチョイス)乾杯。
乾杯の音頭を取った先生は、超ハイテンション。無理もない。
数年前、先生ご自身がドイツの教会でモツレクを歌い、日本で是非モツレクを教会で、それも聖マリア大聖堂で歌いたいという希望を叶えたのだから。
お仲間とレセプションにて。
最後に、次回は、ブラームズのレクイエムだそうだ。ドイツレクイエムかあ・・・。
そして、3年以内にまたこの大聖堂でモツレクをやります!!と言い切った。おお!!やはりやるのですね。
皆さま、次回はそして次回も、是非聴きにいらしてくださいませ。
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コメント
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こんにちは
Mozartのレクイエム、いい曲ですね。全部聞くと1時間の大作
でもラクリモーサで、いつも聞くのをやめてしまってます。
投稿: 写真道楽人 | 2015年9月30日 (水) 08時19分
こんにちは...♪*゚
行っていなくても、状況がすごく伝わりました(*´v`)
協会に響く声も想像してました♪♪
小さな街の市民ホールでさえ
演奏やコーラスを聞いた時はジーンと心に来ましたから
大きな協会では想像を超える感動があったかと思います(✿´꒳`)
次回を目標に楽しみながら練習に励んで下さいね
朝晩冷え込む季節になりましたので
今後もご自愛くださいね(≡'・'≡)
投稿: na nori | 2015年9月30日 (水) 11時03分
お疲れ様でした~♪
長期に渡って練習を積んだ方々でも、難しいものなんですね…
でも、教会で生で聴いたら凄い迫力なんだろうなぁ
ホテル椿山荘で思い出したのですが…
昔、福島県某市にも同名の結婚式場があったのですが、
本家本元からクレームが付いたらしく、今は違う名前で出ています
投稿: bill | 2015年10月 1日 (木) 21時08分
とても素敵なハーモニーでした。
演奏会のご成功をお喜び申し上げます。
東京にいながら、一度も行ったことない教会で、
モクレクを聞けたことは、記憶に残ります。
コンサートホールとは違う雰囲気と残響でした。
テノールの頑張りが目立ちました。
少ない人数で、ちゃんと引っ張ってましたね。
男の人の声って、力強い。
ソプラノを歌われたソリストが先生と思いますが、
声質がこのような曲にぴったり!
聴きほれました。
指揮者の方も、本当にわかりやすく振っておられました。
大柄で手が長くて、それが表現力アップにつながってますね。
気になさっているずれは、確かにありました。
ま、でも、失礼ながら、素人ですから、
これからの課題ができたことで、
いっそう練習に励めるということで、
よろしいのではないでしょうか?
プロだって、完璧な本番なんて、めったにないのですから。
今後のコンサートを楽しみにしています。
投稿: anan | 2015年10月 2日 (金) 10時44分
写真道楽人さん


コメントありがとうございました。
「Lacrimosa」素晴らしい曲ですね。
私も一番好きな曲です。もしかしたら一番力を入れて練習したかもしれません
どうぞ、一度は最後まで聴いてみてくださいね
投稿: Mikiko | 2015年10月 3日 (土) 10時00分
na noriさん

あの丹下健三さんの建築によるものですが、本当に見事なものです。
もう少し、ゆっくり教会内を見たかったのですが、時間が無くてちょっと残念でした。
先生は次から次へと目標を作って行くので、付いて行くのみ!!…という感じでしょうか?疲れないようにしないとね
今日は、大嵐の後の見事な青空ですね。
投稿: Mikiko | 2015年10月 3日 (土) 10時07分
billさん
あはは・・・同名のお話に笑ってしまいました。
同盟はいけませんよねえ。
土曜日の混声の練習がようやく今年の1月から始まったので、
仕事がある私は1月からの参加。その時にはすでに暗譜で歌っている方もいて
意気込みに圧倒されました。
でも、皆の熱意が伝わってきて、私も頑張れたと思います。
楽しかったです。
投稿: Mikiko | 2015年10月 3日 (土) 10時12分
ananさん
素敵なコメントありがとうございました。
若い指揮者の先生、ステージを下りると可愛いんですよ。
魅力的な女性です。これからが本当に楽しみです。
また歌う機会があるようです。
また同じメンバーで再挑戦したいですね。
投稿: Mikiko | 2015年10月 3日 (土) 10時17分