フォト

にほんブログ村

写真

無料ブログはココログ

« From My Sons | トップページ | Mozart's Requiem »

2014年5月18日 (日)

ツェルニー練習曲40番 #36

今年から始められた大人の生徒さん。

持ってきた曲の中にツェルニー40番練習曲の第36番がありました。

通して弾いてもらったのですが、まず気になったのは、音がくぐもっていること、腕や手首を全く動かさずに指だけで弾いていること。

弾き終わった後、疲れませんか?と聞いてしまいました。疲れないとのこと。きっと、手が大きい方なので、指だけでも弾けてしまうのでしょう。

 

しかし、音がくぐもっているのは、指だけで弾いているから。それに音に色が全く無い。これも指だけの奏法だから。非常に残念(>_<)

 

この曲、さまざまなテクニックが組み合わさっています。つまり、いろいろな手首・腕の使い方を要求されています。

ということで(^。^)・・・でも、実際は実演しながらでないと伝わりにくいとは思いますが、ご容赦願います。

 

2段ずつアップします。そうそう、楽譜に直接記入する方法見つけました。「調」の時に、このやり方が分かっていたらもう少しわかりやすかったかもしれませんm(__)m

書き込みは右手対象になっていますが、左手も全く同じ動きです。

      Img001_4

 

いきなり「Presto」は無理ですから、♩=104ぐらいで、4拍子のパルス(拍)をしっかり身体に刻み込みながら練習します。4拍子が感じられるようになったら、2拍子に、そして1小節ごとにとしていきます。

まず1小節目、フォルティッシモでかなり外から始まります。 構えたら、一気に次の小節へ駆け下りる気持ちを大切に、息をスウっと吸ったら腕と一緒に5の指を鍵盤に振り下ろし、そのままスケールへ。手首は上下しないように(1の指で沈まないように)。       

 

②腕と手首は左右に振りこのようにします。 1・3拍目は左側で沈みますね。その反動で2・4拍目は右側へ行きますが、手首は浮きます。次の小節はそのままスケールへと繋がりますが、親指で沈まないように(アクセントが付かないように)。

③下がるスケールの時は肘を少し外へ出します。すると甲が少し内側へ傾くので返しが楽になります。

テンポが速くなればなるほど、勢いで飛び出した下りのスケールが②へ続き、②の二つの振り子奏法が3小節目のスケールの勢いへと繋がります。そして、更に③の下りへの勢いへと続きます。これで4小節のフレージングが出来上がり。

 

④4の指を意識しながら手首を回します。そして、ミ・ファ・ソ・・・と上がっていきますから、クルクルと小さなワッカが駆けあがっていくイメージで。4小節一気に行きましょう。

Img0021_2         

⑤動きが変わる時は、指に「変わるのよ!」と教えましょう。筋肉って意外と新しい動きに反応しなかったりするので、変わる前に手首は持ち上げて、指は少し大げさに動かします。                      

スフォルッツアンドは思いっきり腕を投げ打って。

⑥肘の使い方です。外に出す・引っ込める、一種の振子奏法になりますね。これを意識すると5の指が閉じやすくなります。4拍目の5の指と、1拍目の5の指では力強さが違います。あくまでも1拍目は腕と共に上から弾くように。

 

Img0022

 

⑦これも振子奏法ですが、1・3拍目の5の指を弾いたら(この時肘は開いています)5の指も肘も閉じながら下りてきて2・4拍目に入ります。そして、5の指の時に思いっきり開きます。意外と5の指が開いたままになっていることがあります。そうすると甲に力が入ったままになってしまいます。

⑧⑦とほぼ同じですが2・4拍目はモゾモゾとならないように、しっかり指を動かしましょう。特に1の指が沈まないように。

⑨の半音階は速くなりがちなのでパルスをしっかり。

Img0023

⑩大きな動きは無いので、手首を柔らかく回しながら、指は良く動かして。                 

⑪の半音階は肘は外にして押す感じに。最後の動きは前もって指に教えておくように。

Img0032

 

⑫3・3、5・5というようにリピーするので、重心移動をしっかりと。1の指に重心があると上の指が遠くなりますから、必ず上の音の指に重心を置くように。 

⑬同じ音を違う指で弾く時は、手の向きに気をつけて。特に黒鍵がある場合は気をつけましょう。 いかに黒鍵を楽に弾くかを考えると良いかと思います。

最後のオクターブは5の指をホッポリ投げる感じに。

Img0033   

⑭アクセントの4の指はこつんと鍵盤に当てましょう。手首のスナップを利かせて。⑮1・3拍目を意識してこつんと当てます。1の指がコブにならないように。

Img0034              

⑰とにかく手首は柔らかく。5の指を弾いたらすぐに閉じましょう。忙しいですが、力は抜けます。 

後は、今までのどこかと同じ奏法なので抜かします。

Img0041                  

最後です。八分音符の和音は指はキュッと、上に跳ねる感じに。決して押さえつけないように。

最後の四分音符の和音は掴む感じでキュッと弾いたら腕で引き上げる感じに。

 

以上です。弾いて見せられないのが残念ですが、「常に腕や手首は動かしている」 、これを実践して欲しいです。自分に合った動きを探してみる。そうすれば、考えなくても自然に動かせるようになってきます。

 

冒頭に出てきた生徒さん、ずいぶん動きが出てきました。そうしたら、音が立つようになってきました。奏法が軽やかになれば音色も明るくなりますし、澄んだ音になります。

やったね(*^^)v

 

31

 

5月4日の大船フラワーセンター

「うらら」

いかにも「うらら」

 

 

          61

 

                       

 

 

 

 

 

1             

 

 

 

 「グルス アン アーヘン」

 葉っぱが濃い緑で意外な感じ

 

 

 

                      Dsc_21881

 

 

 残念ながら名前分からず

大輪で存在感在り 

 

 

 

 

 

 

 

« From My Sons | トップページ | Mozart's Requiem »

piano」カテゴリの記事

コメント

またまた勉強になります
ピアノで弾く曲とは、全身全霊?で表現するものなんですね。
それにしても、指だけで弾くのは、ある意味で凄い?
(男性!?)

ボクの一番小さな姪(千葉県在住・小5)は、
目下、泣きながらピアノ教室に通っているそうです
皆、頑張れ~!

billさん
コメントありがとうございました。

女性です
ピアノ演奏は全身です。筋肉も付きますし、体力勝負です。痩せていた大学生の頃は、先生に、体重増やせ!お肉食べろ!もっと食べろ!といっつも言われていました。
今の私を見たらなんというでしょう・・・

めいごさんに、私からもエールを
うふっ私の生徒さんもレッスンの前の日はお母様に怒られて泣きながら練習しているとか。だから、レッスンはなるべく楽しくやっています。

大人から始められてツェルニー40番は凄い!
40番の難しさは、私のような者にとっては
例えようもありません。
生きているうちに、40番が全部仕上がるかしら、と思います。
この方は、子供の頃に一度なさったのでしょうか?

ツェルニーは、弱い指で大きな音を出し、強い指で
小さな音を出すように作られていたり、あらゆるところに
仕掛けがあって、苦労が耐えません。
でも上手く指示通りに弾けたときは、素敵曲になります。
上手く作曲されていると、感心します。

ananさん
彼女ももうかなりやっているようですよ。私のところに来る前も他の先生についていらっしゃいましたし。
手首や腕の柔軟性が増せば、5と4の指が使いやすくなります。
ロマン派の5・4の指で奏でるメロディは、脱力と柔軟性が求められますね。

チェルニーは日本ではおなじみですが、ブルグミューラーの18・12の練習曲やモシュコフスキーの20の小練習曲なんかはお勧めです。特にショパンを弾かれる方には。

これ、読んでると、なんだか自分も弾けちゃいそうな気がします。
                                (絶対無理ですけど)
言われてみれば、指ばかりで、弾いちゃっているような気がします。
なるほどなるほど(^_^)
ってか、全然練習しなくなりました♪
画像処理ができるようになったようで、おめっとさん

遠さん
男の方とか、手の大きい方って、指だけで弾く人多いですね。
でも、手首や腕を上手に使うと、弾きやすいですし、音色も変わってきます。
だって、どんなスポーツだって、全身使うでしょ。ピアノだってそうですよ。

遠さんも弾いてみてくださ~~い。

画像処理!!そうなんです。なんでもっと早く見つけられなかったのか・・・
いつも使っているソフトにちゃんと画像処理できる機能が付いていました。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ツェルニー練習曲40番 #36:

« From My Sons | トップページ | Mozart's Requiem »