聴く・・・
今日、連弾の二人がレッスンにきました
連弾の難しさは、揃えること。それには「聴く」ことがとっても重要なカギです。
4手がぴったり合わなければなりません。
さて、良く「聴いて弾きなさい」と私自身も注意されましたし、生徒さんにも言います。
「聴きながら弾く」・・・意外と難しいことです。
ついつい雑念が入ってしまうと、指は動いてるけれど、心ここにあらず・・・になってしまいます。
では、一体何を聴けば良いのか?
左右のバランス
ダイナミック
スラーだのスタッカート等の表現。
音のつながり。
喜怒哀楽の表現。
などなど・・・
私自身のことですが・・・
中学・高校の頃は、先生に聴いて弾きなさいと言われても、ただただ、注意されたことができているか、言われたように弾けているか、という程度でした
しかし、大学に入ってからは、自分の曲想作りというものを考えるようになりました。
この曲はどんな音色で弾こうかしら?ここの部分はこんな音色で弾いてみようかしら?
・・・
そんな具合に曲と向かい合うようになると、必然的にを傾けて練習するようになりました。
先生(Ronald Turini)が実に豊富な音色を持った演奏家だったので、レッスンの時は全神経を先生の音色に集中させていました。少しでも、先生の音色が欲しかったから。
ショパンやラフマニノフなんかは、聴いているとゾクゾクしてしまうほど。なんとも言えないたくさんの色彩がビーズのようにつながっている。輝きがあり、暗さがあり、色っぽさがあり、乾きがあり、強さがあり、繊細さがあり・・・
それらは、一つ一つの音に耳を傾けているからこそ、生まれてくるものだと思います
レベルが高くなればなるほど、「音」というものを求められます。
どんな曲を作りたいのか、どんな音で弾くのか、想像力を働かせて、それらを生み出してください。
「聴く」ことの大切さ。生徒のみなさん、覚えておいて~~~
次回は「呼吸」のことを書こおかな・・・
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